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転職エージェントとの英語面談の成功のコツ①:面談の内容と英語の質問例を転職10回の筆者が解説!

転職サイトやLinkedinなどのSNSを通じて外国人のキャリアコンサルタントから英語での面談の依頼があった場合、どの様に対応すれば良いのでしょうか? 

外国人のキャリアコンサルタントとの面談では、日本人との面談とは違ったコツがあります。

わたしはこれまで30社以上の転職エージェントと面談し、現在もお付き合いさせて頂いているキャリアコンサルタントのうち、半数以上が外国人になります。

現職の勤務先も外国人のキャリアコンサルタントのサポートによりオファーをいただきました。

にぬきたまご
にぬきたまご
そこでこの記事では、転職10回のわたしの経験から転職エージェントとの英語面談の内容と面談でよく聞かれる質問を解説します。
この記事を読めばわかること

この記事を読めば事前に英語面談に関する概要と質問内容が整理でき、面談において転職エージェントにあなたの強みとキャリアの志向を理解してもらえる様になります。

また、英語面談の注意点と面談後のフォローの方法については、以下の記事で詳しく解説していますのでよかったらチェックしてみてください↓

転職エージェントとの英語面談の成功のコツ②:面談の注意点と面談後のフォローの方法を転職10回の筆者が解説【英文お礼メール例文付】
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それでは転職エージェントとの英語面談について解説していきます!

転職エージェントとの英語面談:概要

まず、転職エージェントとの英語面談の概要を説明します。

  1. 面談の目的
  2. 面談の方法
  3. 面談の所要時間
  4. 面談当日の流れ
  5. 面談時の服装

概要① 面談の目的

転職エージェントとの面談の目的は大きく3つあります。

面談の目的
  1. 転職エージェントのサービス内容・強みを求職者に知ってもらう
  2. 転職エージェントが求職者の経歴・スキル・希望条件・転職理由・キャリアプランを理解する
  3. 転職エージェントが転職市場の情報提供をおこなう

それぞれ解説していきます。

面談の目的① 転職エージェントのサービス内容・強みを求職者に知ってもらう

サービスの内容はどの転職エージェントでもそれほど変わりません。

ただし、それぞれの転職エージェントによって強みや特徴がありますので、その説明を受けます。

初対面の場合、転職エージェントはあなたの実際の英語のレベルを知りません。もし速くて聞き取りにくい場合は正直にゆっくり話してほしい旨を伝えましょう。

また、わたしの実感としては、外国人の転職エージェントは個性が豊かでコミュニケーションの方法や距離感もまちまちです。

面談ではどういうコミュニケーション・スタイルのコンサルタントなのかも観察しましょう。

【転職10回の筆者が解説:ミドル世代向け】転職エージェントのビジネスモデルと上手な付き合い方
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面談の目的② 転職エージェントが求職者の経歴・スキル・希望条件・転職理由・キャリアプランを理解する

転職エージェントが求職者のニーズに合った紹介するために、面談を通じて求職者の経歴・スキル・希望条件・転職理由・キャリアプランを深堀りします。

また、転職理由を深堀することで、転職に対する意欲度も確認していることが考えられます。転職エージェントとしては、当然転職意欲度の高い求職者を優先したいと考えているからです。

英語での面談の特徴は、求職者がどの程度の英語のコミュニケーションスキルをもっているかも確認されることです。

TOEICのスコアはない又は低いものの、業務で英語を使用している方は面談で自分の英語コミュニケーション力をアピールしましょう。企業に推薦して頂く際に推薦状に記載してもらえます。

面談の目的③ 転職エージェントが転職市場の情報提供をおこなう

転職エージェントと求職者との間でより現実的・具体的な方針を固めるために現在の転職市場のトレンドについて情報交換します。

概要② 面談の方法

面談の方法は

  • 転職エージェントのオフィスやカフェでの打ち合わせ
  • オンライン
  • 電話

のいずれかになりますが、現在はオンラインまたは電話での面談が主流になっています。

一対一の面談が多い傾向ですが、複数の担当者が同席する場合もあります。

わたしの経験では、日本人よりもフットワークが軽くてカジュアルな方が多い印象です。お茶やランチにお誘いいただき、職場の近くまで来て頂くことが多かったです。

概要③ 面談の所要時間

基本的には事前に面談の日時を設定します。電話やオンライン面談の所要時間は30分から60分程度が一般的な長さになります。

求職者が英語のネイティブスピーカーではない場合、日本語の面談よりももう少し時間がかかることも想定されます。

面談は余裕をもったスケジュールで設定しましょう。

概要④ 面談当日の流れ

面談当日の一般的な進行は以下のとおりとなります。

面談当日の流れ
  1. 自己紹介
  2. 転職エージェントのサービスの紹介
  3. 求職者の紹介
  4. これまでの経歴を順番に説明
  5. スキル・希望条件・キャリアプランのヒアリング
  6. 案件の紹介(案件の紹介は後日になる場合あり)
  7. 今後のプランを確認

概要⑤ 面談時の服装

基本的にビジネスカジュアルで問題ありませんが、検討している業界の常識に合わせるのが無難です。

転職エージェント側はスーツを着ている方が多数派です。

転職エージェントからの質問例と回答のコツ

面談で転職エージェントからは以下の様な内容を聞かれますので、それぞれあらかじめ回答を準備しておきましょう。

転職エージェントは日々多数の求職者と面談しています。

転職エージェントがクライアント(採用企業)と打ち合わせをした際に、あなたのことを真っ先に思い浮かべてもらえる様に質問に対する回答をしっかり用意しましょう。

それでは具体的に11個の質問例を説明します。

質問例① Please tell me about yourself.

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あなた自身について教えてください。

質問としてはざっくりとしていますが、これまでの経歴を時系列で説明するとスムーズです。

転職回数が複数ある場合、それぞれの転職の理由・目的も聞かれる可能性がありますので準備しておきましょう。

「〇〇社に入社した」は「I joined 〇〇」、「〇〇部門に勤務していた」は「I worked in 〇〇 department」といった表現が使えます。

質問例② Please describe your current position.

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現在のポジションについて詳しく教えてください。

職務経歴書に記載されている内容を詳細に説明しましょう。

所属部門や担当業務の規模を数字で説明すると理解が得られやすいです。

「〇〇を担当している」は「I am responsible for 〇〇」という表現でOKです。

質問例③ What is your greatest achievement in your career?

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これまでのキャリアで最大の実績は何ですか?

転職エージェントが採用企業に推薦するときに重要な項目となります。

自分のこれまでの実績の中でアピールできるものを選択し、具体的に説明しましょう。

実績をアピールする際にはAction Verbs(アクション動詞)を使うと効果的です。

Action Verbの例
  • Accomplished: 達成した
  • Built:構築した
  • Conducted:実行した
  • Contributed:貢献した
  • Enhanced:拡張した
  • Ensured:確実にした
  • Expanded:拡大した
  • Facilitated:促進した

リクルートエージェントのサイトにアクション動詞のリストがありますので、ぜひ参考にしてください。

また、実績はSTAR形式でまとめておくと、採用企業と面接する際にも使えますのでおススメします。STAR面接については以下の記事で詳しく解説しています↓

【質問例・回答例あり】行動面接(STAR面接)とは? 転職10回の筆者が概要と対策を解説!
【質問例・回答例あり】行動面接(STAR面接)とは? 転職10回の筆者が概要と対策を解説!転職10回の筆者が、Google社やAmazon社でも採用されているSTAR面接について具体的な質問例・回答例を示しながら解説します。 この記事を読んだらわかること: STAR面接の概要 STAR面接の質問例・回答例 STAR面接の準備・対策...

質問例④ What are your strengths?

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あなたの強みは何ですか?

こちらも自分のもつスキルや経験の中からアピールできるものを選択し、説明しましょう。

「My strengths are 〇〇」という形で、専門スキル、ソフトスキル、業界経験(年数)などを伝えるとスムーズです。

質問例⑤ Do you have management experiences?

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マネジメントの経験はありますか?

経験の有無だけではなく、年数・マネジメントした人数・マネジメントのスタイルなども説明すると転職エージェントの理解が深まります。

質問例⑥ Why are you interested in moving on?

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なぜ退職を検討しているのですか?

転職エージェントに対しては、正直に説明した方が適切なアドバイスが期待できます。多少ネガティブな表現でも問題ありません。

しかしながら、将来の採用企業との面接も想定して、可能な限りポジティブな表現に言い換えて説明することをおススメします。

ご参考まで、わたしがよく使う表現は:

I enjoy my current role as 〇〇, but I’m looking to take on a new challenge utilizing skills what I’ve learn…/現在の〇〇としての業務も充実していますが、ここで培ったスキルを活かして新しいことに挑戦することを検討しています・・・

このフレーズを必要に応じてカスタマイズしています。

質問例⑦ What is your ideal position/industry?

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希望するポジション・業界は何ですか?

こちらは後からすり合わせることも可能ですが、もし希望するポジションや業界、具体的な企業がある場合は伝えておきましょう。

質問例⑧ What is your current salary?

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現在の給料はいくらですか?

現職の基本・固定給(Base)と賞与(Bonus/Incentive)の内訳はもちろんですが、諸手当(Allowance)の内訳も説明しておくとより明確になります。

質問例⑨ What are your salary expectations?

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希望年収はいくらですか?

希望年収もどこまでの項目を含む金額で希望額を算出しているか明確にしましょう

賞与と諸手当の制度や金額は企業によってまちまちです。

したがって、わたしは基本・固定給(Base)で〇〇万円程度/以上と伝えることが多いです。

わたしの印象では日本人の転職エージェントとの違いが一番明確なのはこの質問です。

もちろん採用企業の予算ありきではありますが、外国人の転職エージェントの場合は転職=ステップアップ(昇給)という意識が強いと実感しています。

条件の希望については、フランクかつ明確に相談しましょう。

質問例⑩ Are you working with any other recruiters?

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他の転職エージェントにも登録していますか?

こちらは具体的に会社名まで伝える必要はありませんが、複数の転職エージェントに登録することは一般的なので正直に伝えて問題ないです。

もし選考中の案件がある場合はその案件のスケジュール感を共有しておきましょう。

もし新たに紹介された案件に応募する場合、選考を急いでもらう様働きかけてもらう必要があるからです。

質問例⑪ Do you have any questions?

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何か質問はありますか?

転職活動のサポートをしてくれる転職エージェントに対しては遠慮せずに疑問に思ったことを質問しましょう。

もし転職エージェントから特に説明がなかった場合は、現在の転職市場のトレンド、採用に積極的な業界、現在人材不足のポジションなどを聞いてみましょう。

また、事前に共有した職務経歴書について改善すべき点がないか確認してみるのも効果的です。

英文レジュメ(経歴書)にネイティブチェックを入れてもらえることが英語面談の最大のメリットかもしれません。

転職エージェントとの英語面談:まとめ

にぬきたまご
にぬきたまご
今回の記事では転職エージェントとの英語面談の内容と質問例について解説しました。

転職を成功させるために転職エージェントのサポートは積極的に活用すべきです。

ただし、転職エージェントのサポートを最大限に引き出すには、あなた自身の強みや志向を理解してもらう必要があります。

転職エージェントにあなた自身のことをよく理解してもらうためにここで紹介した質問例に対する答えをしっかり準備しておくことをおススメいたします。

転職エージェントからの質問にしっかりと回答でき、転職エージェントにあなたが活躍できそうな会社や業界をイメージさせることができれば理想の転職に一歩近づいたといえるでしょう。

また、外資系・グローバル企業への転職にはわたしの経験から、ロバート・ウォルターズアージス・ジャパンMS-Japan等の転職エージェントを利用されることをおすすめします。

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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筆者おすすめの転職エージェント

これまで転職10回の経験をもつ筆者のおすすめ転職エージェントを紹介します。

実際にわたしが登録して応募・面接のサポート、オファーの条件交渉などを行っていただいたエージェントになります。

これらの転職エージェントには40代以降になっても求人案件をご紹介いただいています。

それぞれ別の記事でも詳しく解説していますので、よかったらあわせてご覧ください。

MS-Japan(エムエスジャパン)

MS-Japanは管理部門の職種に特化した転職エージェントです。わたしは登録して10年以上になりますが、登録していて実感しているメリットは以下の5つです。

  1. キャリアアドバイザーの質が高い
  2. 優良な案件が多い
  3. 日系・外資系両方の案件を扱っている
  4. 管理部門の案件を専門的に扱っている
  5. ミドル層のみではなくシニア層(50歳以上)の案件にも力を入れている

職種専門型の転職エージェントになりますので、他の総合型エージェントとの併用をおススメします。

ロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズはロンドンに本拠地を構える外資系・グローバル企業特化型エージェントです。

わたしは5年以上登録しておりますが、ここ数年はわたしのお付き合いのある転職エージェントの中で一番多くの案件をご紹介いただいています。

わたしが実感しているロバート・ウォルターズのメリットは以下の5つです。

  1. 外資系の案件が豊富
  2. 他の外資系特化型エージェントと比較してキャリアコンサルタントの質が高い
  3. 優良・高収入の案件が多い
  4. ミドル・シニア層の案件も比較的多い
  5. 実務経験があればTOEICのスコアを問われない

外資系企業を選択肢に入れている方は登録必須の転職エージェントと言えると思います。

エンワールド・ジャパン

エンワールドも外資系・グローバル企業特化型エージェントで、わたしは登録して10年以上になります。入社後の活躍までサポートすることをアピールしており、わたしも実際に入社後にトラブルを解決していただいたことがあります。

わたしが実感しているエンワールドのメリットは以下の5つです。

  1. 外資系・グローバル企業の案件に特化
  2. 転職後のフォロー体制が充実
  3. 他の外資系特化型エージェントと比較してキャリアコンサルタントの質が高い
  4. 優良・高収入の案件が多い
  5. ミドル・シニア層の案件も比較的多い
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