外資系企業へ応募するとき、「どうやって応募企業をリサーチすればいいの?」と悩んでいませんか?
外資系企業は日系企業よりも情報が少なく、企業文化や財務状況、面接でアピールすべきポイントなど、調べるべきことが多く、どこから始めていいかわからない方も多いでしょう。
また、転職サイトや転職エージェントからの情報のみに頼っていませんか?
企業の公式サイトや求人票の情報だけだと不十分なの?
わたしはこれまで10回転職し、外資系企業にも4回転職しましたが、ライバルに差をつける応募企業の企業研究ができているときは、面接の通過率が上がることを学びました。
また、これまで外資系企業で面接官としても多くの応募者の書類選考、面接を担当しましたが、企業研究が十分ではない応募者が思いのほか多くいることも実感しました。
そこで、この記事では、外資系企業に応募する人へ向けて、失敗しないための企業研究のやり方について解説します。
この記事を読むことで、企業研究の方法や、転職エージェントを活用した情報収集方法、ライバルと差をつけるための面接対策のコツまで、転職活動で必要な情報を一気に理解できます。
また、企業研究をしっかり行うことで、入社後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。
外資系転職を成功させるために、この記事でしっかりと企業研究のやり方を学んでいきましょう。
それでは外資系企業の企業研究について解説していきます!
外資系企業の企業研究が重要な理由
まずは応募先の企業研究が重要な理由を説明します!
面接成功のカギは「企業研究」にあり!
外資系企業との面接では、企業への理解度が合否を左右する大きなポイントです。
日系企業と比べて外資系は、面接で求職者のスキルや経験が採用部門にどれだけ貢献できるかをより明確にする傾向にあります。
つまり、企業のビジョンやビジネスモデル、業界でのポジションを理解しているかが問われます。
単に
「自分はこんなことができます」
「今までこんなことをやってきました」
「〇〇業界で〇年の経験があります」
とアピールするだけでは不十分です。
例えば、応募する企業が直面している課題や成長戦略をリサーチし、自分のスキルがそれにどう役立つのかを具体的に話せれば、採用担当者に
「他の応募者より深掘りできている!」
「この人なら即戦力になりそうだ!」
と感じてもらえる可能性が高くなります。
わたしの経験上、外資系企業では、自主的な問題解決力が重視されるため、事前のリサーチが合否に直結すると実感しています。
企業研究がキャリアの未来を決める!
企業研究は、面接を通過するための手段だけでなく、転職後の長期的なキャリアのためにも不可欠です。
企業ごとの働き方や社風、ビジネスの方向性を理解することで、自分にとって最適な職場かどうかを見極めることができます。
具体的には、成熟した企業でじっくり働きたいのか、急成長している企業で様々な案件にトライしたいと考えているのか、といったところです。
応募先の企業のカルチャーや事業方針を十分に理解せずに入社してしまうと、後々「思っていた環境と違う」というギャップが生じ、せっかく入社したにもかかわらず早期離職ということにもなりかねません。
応募先の企業や業界が今後も成長していくかを「自分事」として分析することは、将来のキャリアプランを考える上で非常に重要です。
外資系企業の効果的な企業研究の手順
企業研究は段階的に行うことで、より効果的に行うことができます。
応募企業に関する情報を網羅的に把握することで、面接や入社後に役立つだけでなく、自分のキャリアにとって本当に合う企業かどうかも見極めやすくなります。
ここでは、以下のポイントについて説明します!
- 企業の基本情報を調べるための最初のステップ
- 応募企業のビジネスモデルと競合他社のチェック
- 企業のミッション・ビジョンと社風を知る方法
①企業の基本情報を調べるための最初のステップ
応募企業の研究は、基本情報の収集から始めましょう。
まず、応募企業の公式サイトや求人票で、
- 概要
- 事業内容
- 沿革
などを確認しましょう。
公式サイトでは、その企業がどのようなビジネスを展開しているのか、どのような成長を遂げてきたのかを知ることができます。
特に外資系企業の場合は、海外本社のサイトもチェックしておくことも重要です。
理由は、
グローバルな視点での事業展開や本社の戦略が日本法人にも大きく影響していること、
企業によっては(特に中小企業)、日本支社・日本語のサイトのコンテンツが充実していないこと
があるためです。
また、企業のプレスリリースやIR情報をチェックすることで、最近の動向や経営の方向性も把握できます。
少なくとも、過去1年分のプレスリリースやIR情報は確認しておきましょう。
また、採用ページにも目を通し、どのような人材を求めているのかを理解することも、この段階では欠かせません。
例えば、Amazon社の採用ページには、「求める人物」について詳細な情報が掲載されています。
②応募企業のビジネスモデルと競合他社のチェック
次に、応募先の企業のビジネスモデルを深掘りしておきましょう。
企業がどのように収益を上げているのか、どの市場で、どの企業と競合しているのかを知ることは、企業研究において非常に重要です。
ビジネスモデルを理解するためには、企業の事業報告書や決算発表資料を確認しましょう。
日本・海外のニュースサイト等で報道されている場合もありますので、記者の分析もあわせて確認してみましょう。
また、業界紙や専門誌で取り上げられた記事をチェックすることで、その企業が業界内でどのようなポジションにいるのかも掴めます。
さらに、競合他社と比較して、応募企業がどの部分で差別化を図っているのかを知ることもポイントです。
競合分析を行うことで、企業が抱える課題や強みがより明確になり、自分のスキルや経験がどのように役立つかも具体的にイメージしやすくなります。
③企業のミッション・ビジョンと社風を知る方法
企業のミッションやビジョンは、企業文化や長期的な方向性を理解するための重要な要素です。
外資系企業は特に、ミッションやビジョンを明確に掲げ、それに基づいた経営を行っている場合が多いので、これらをしっかりと理解しておく必要があります。
公式サイトの「企業理念」や「社長メッセージ」などのページにアクセスして、その企業が大切にしている価値観や、長期的に目指している目標を確認しましょう。
さらに、企業の採用ページ、SNSやプレスリリースも活用して、社風を知る手がかりにすることができます。
SNSでは、社員の働き方や職場の雰囲気が垣間見えることが多いため、LinkedInで興味のある企業はフォローしておきましょう!
ただし、企業発信の情報には当然ながら企業に不都合な内容は含まれていません。
口コミサイトも参考にし、リアルな情報を得ることも忘れないようにしましょう。
企業研究で応募企業の財務情報や業績を調べる方法
応募企業の財務情報や業績は、応募企業の将来性を判断するために欠かせない情報です。
応募企業の将来性を見誤ると、せっかく入社したにもかかわらず、入社後すぐにリストラが開始されたということになりかねません。
わたしが最終面接で見送りになった企業で、最終面接を通過して入社した方が入社後3か月でリストラになったこともありました。
また、公開されている資料・リリースをチェックし、企業の経営状況や成長戦略の「現在地」を理解することで、面接でも説得力のある回答ができるようになります。
ここでは、以下の3つのポイントについて説明します!
- 応募企業の財務状況をチェックする方法
- 応募企業の業績推移と成長性を見極めるポイント
- 応募企業の株主や投資家向け資料を活用する
①応募企業の財務状況をチェックする方法
応募企業の財務情報を確認するために、まずは、応募企業の海外本社の公式サイトにある「IR情報」や「決算報告書」などの資料・リリースをチェックしましょう。
特に上場企業の場合、四半期ごとの決算報告や年次報告が詳細に公開されています。
これらの資料には、売上高、純利益、総資産など、企業の経営状況を示す重要な指標が含まれていて、企業の財政状況、経営成績、お金の流れが確認できます。
具体的には、売上総利益(粗利)率や自己資本比率などを確認することで、財務基盤を確認できます。
企業の安定度を確認するうえで、自己資本比率は一般的に30%以上がひとつの目安になります。
②応募企業の業績推移と成長性を見極めるポイント
次に、応募企業の業績推移をチェックして、今後の成長性をチェックしましょう。
過去数年分の売上や利益の増減を確認し、企業がどのように成長しているかを把握することが大切です。
成長率の高い企業は、今後も拡大する可能性が高く、キャリアアップのチャンスも広がります。
私が応募を検討する場合は、その企業がどれだけ新規事業に積極的かを確認するようにしています。
一方で、最近の業績が落ち込んでいる企業は、その原因や今後の改善策を知る必要があります。
IR資料、経営陣のコメント、アナリストの分析を通じて、どのような戦略で成長を図っているのか、将来的にどの分野で拡大を目指しているのかを読み取ることができるでしょう。
特に、外資系企業では世界的な経済動向や業界のトレンドが業績に大きく影響するため、外部環境も含めて企業の成長性を見極めることが重要です。
③応募企業の株主や投資家向け資料を活用する
企業の株主や投資家向け資料も、有益な情報源となります。
特に、上場企業の場合は、株主向けに発信される経営戦略や今後の展望が詳細に説明されています。
アニュアルレポート(年次報告書)や株主総会の議事録などは、企業の中長期的な目標や課題を知るための重要な資料です。
また、投資家向けのプレゼンテーション資料も見逃せません。
これらの資料では、企業の現状や今後のビジネス展開に関する詳細な説明がされているため、応募企業の今後の事業戦略を理解できます。
さらに、株主構成を調べることで、その企業がどのようなステークホルダーと関わっているのか、どの程度の外部からの支援が期待できるかも判断材料になります。
外資系企業に勤務して、個人的に実感したことは、日系企業よりも株主とのコミュニケーションを重視していることです。
株主総会前に1年に1回のお祭り騒ぎをする、というよりかは、常に重要な経営判断する際に、
「この経営判断は株主にどう受け止められるか?」
「株主にどの様なメッセージを伝えるか」
を慎重に検討する経営陣が多い印象です。
企業研究で応募企業の社風や働き方をチェックする方法
応募を検討している外資系企業の社風や働き方を知るためには、SNS、口コミ、そして転職エージェントをフル活用しましょう。
様々なソースから情報を集めることで、応募先の企業が本当に自分に合った場所かどうかをより深く理解できるようになります。
ここでは、私が実際に活用している4つのチェックする方法を説明します!
- 社風・企業のSNSをチェックする
- 社員の口コミやレビューをチェックする方法
- 転職エージェントか応募企業の内部情報を得る
- 知人からヒアリングする
①企業のSNSをチェックする
応募企業の社風・カルチャーを知るためには、SNSをフォローするのがおすすめです。
企業が発信するSNSの投稿やブログを確認することで、企業の外部に対するメッセージを知ることができます。
特にLinkedInでは、公式サイトと比較してカジュアルな投稿が多い傾向です。
社内のイベントや社員の活躍を紹介する投稿からは、会社の雰囲気や働き方のヒントが得られることが多いです。
また、外資系企業では社員が自分が関わっているプロジェクトや採用情報を発信することが一般的です。
社員の投稿もあわせてチェックしましょう!
もちろん、チェックした内容を応募書類や面接の回答においてアピールすることも重要です。
②社員の口コミやレビューをチェックする方法
応募先の社員の口コミサイトやレビューを調べることも、企業の社風や働き方を知るための効果的な方法です。
「Vorkers」や「Glassdoor」(英語のみ)などの口コミサイトには、現職社員や元社員のリアルな声が集まっているので、わたしも絶対にチェックしています!
応募先(日本支社)の口コミが口コミサイトでない、または少ない場合、Glassdoorは必ずチェックしておきましょう。
注意点としては、どの口コミサイトにも、企業に対するポジティブな意見とネガティブな意見が混在しています。
どちらか一方に偏った意見に引きずられないよう、バランスよく情報を読み解くことが重要です。
ポジティブなレビューが多すぎる場合は、過度に良い面だけを強調している可能性がありますし、逆にネガティブなレビューが多い場合は、個人的な不満や特定の状況に基づいていることも少なくありません。
特に人間関係の口コミに関しては主観が入りやすくなりますので注意が必要です。
少数のレビューを鵜呑みにするのではなく、複数の口コミを比較して共通点や傾向を見つけることが大切です。
また、規模の大きな企業になると、部門、役職、ロケーションによって社内事情がまったく違うこともあります。
自分が応募するポジションに近い人の口コミをピックアップするようにしましょう。
いっぽう、面接のプロセスやどのような質問があったか、という口コミは、個人のバイアスのかからない貴重な情報です。面接前にかならずチェックしましょう!
口コミサイトの使い方や注意点についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
③転職エージェントから応募企業の内部情報を得る
応募企業の内部情報を知るために、ぜひ活用したいのが「転職エージェント」です。
転職エージェントは、採用企業の人事担当者や採用部門とのつながりを持っているため、一般には公開されていない内部事情を握っています。
例えば、募集ポジションの採用背景や募集部門の今後の方針や、実際に働いている社員のキャリアパス、職場環境の実態など、求人票では得られない情報を得ることができます。
逆に、これらの情報を採用企業から入手していないエージェントから応募することは控えましょう。
さらに、エージェントは応募者の強みを企業にどうアピールするべきか、社風に合った振る舞いや言動についてもアドバイスをくれることが多いです。
特に外資系企業への転職では、転職エージェントが、「どの様なアピールポイントが応募企業に刺さるのか」を理解していることが多いため、応募書類の作成や面接対策で活用する場面が多いでしょう。
④知人からヒアリングする
なかなかピンポイントで知人で応募企業の関係者がいることはないかもしれませんが、もし自分のネットワークでその企業を知る人がいればかなり精度の高い情報を得るチャンスです。
もし応募企業に勤務している人がいなくても、同じ業界で働いている知人はいないでしょうか?
情報の精度は落ちるかもしれませんが、同業界で働く人からは「外から見たその企業の印象」を得ることができるかもしれません。
また、過度な期待は禁物ですが、Linkedinでその企業または業界で働く人にコンタクトしてみることも選択肢のひとつです。
外資系企業の面接対策に役立つ企業研究とは?
外資系企業の面接でライバルに差をつけるためには、企業文化やビジネス課題を深く理解し、それに基づいた自己PRやスキルアピールを準備することがカギです。
しっかりとした企業研究を行うことで、面接時の回答がより具体的かつ説得力のあるものになりますし、入社後のミスマッチも防ぐことができます。
ここでは、わたしが実際に実践して効果があった4つのポイントについて説明します!
- 応募企業の文化に合った自己PRの準備方法
- 応募企業の求めるスキルを面接でアピールする方法
- 面接で活かせる企業の課題の理解
- 応募企業の商品・サービスをチェックする
①応募企業の文化に合った自己PRの準備方法
外資系企業の面接でライバルに差をつけるためには、応募企業の文化にマッチした自己PRを準備することが重要です。
まず、企業の公式サイトや採用ページ、SNSで発信されているメッセージを分析し、企業が掲げるミッションやビジョンと自分の働き方や仕事・キャリアに対する考え方がどのように一致するかを考えます。
そして、これまでの経験を振り返り、自分がその企業の文化にフィットする具体的なエピソードを整理しておきましょう。具体的なエピソードで説得力が増します。
例えば、チームワークを重視する企業であれば、過去に他の社員・部門と協力して成果を上げた経験を強調するなど、企業の価値観に沿ったアピールができるように準備しておきましょう。
②応募企業の求めるスキルを面接でアピールする方法
外資系企業の採用では、募集ポジションで具体的なスキルが定義されています。
そのため、企業が期待しているスキルセットを把握し、それに基づいたアピールを行うことが重要です。
まず、公式サイト、求人票、転職エージェントからの情報などから、応募ポジションで求められるスキルを確認しましょう。
さらに、応募企業の業界や競合他社の動向を踏まえ、現在の市場で必要とされるスキルがどのようなものであるかを把握することも大切です。
例えば、最近のトレンドで言えば、AIをビジネスの現場で活用した事例などがあるでしょう。
面接では、自分がそのスキルをどのように身に付け、実際にどのような成果を上げたかを具体的に説明することで、説得力のあるアピールができます。
また、外資系企業では「成果主義」が浸透していることが多いため、自分のスキルを活かした具体的な成果を数字や事例で示すことが効果的です。
自分の成果をアピールするには、STAR方式で自分の実績をまとめておくと必要に応じて引き出すことができるのでおススメです!
STAR方式についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
③面接で活かせる企業の課題の理解
企業研究を深める際に、応募企業が抱えているビジネス課題を理解しておくと、面接でのアピールポイントが増えます。
企業の最新ニュースやプレスリリースをチェックし、どのような課題に直面しているのか、あるいはどの市場で競争を繰り広げているのかを把握しましょう。
転職エージェントを利用していると、エージェントから採用企業や採用部門の課題を入手できることもあります。
特に、企業が新しいプロジェクトを展開している場合や、業績改善に取り組んでいる際には、それらに対して自分がどう貢献できるかを考えると、面接での評価が一気に高まります。
もし、応募前の企業研究でこのような情報が得られなかった場合、わたしは面接の「逆質問」のチャンスを使うようにしています。
例えば、
「最後に何か質問はありますか?」
「今回採用される部門では、現在どの様な課題を抱えていますか?」
「業務が属人化していることが課題だと感じています。」
「現職で〇〇〇というシステムを導入して、業務のマニュアル化と効率化を行った経験がありますのできっとお役に立てると思います!」
という形でアピールすると、企業のニーズに即した回答ができます。
④応募企業の商品・サービスをチェックする
業界によっては個人でチェックできない商品・サービスもありますが、わたしは応募する企業の商品・サービスをかならず自分で利用するようにしています。
なぜなら、応募企業の商品やサービスを使用した感想を志望動機や面接での回答に含めると採用担当者・面接官により響きやすいからです。
商品・サービスのコンセプト、デザイン、競合他社との違い、客層や価格帯などに企業研究の沢山のヒントが詰まっています。
もし応募時に新しい商品・サービスがリリースされた場合には、逆質問のネタにもなります。
この一手間で書類選考や面接で違いを生み出すことができますので、ぜひ実践してみてください。
転職エージェントを活用して企業研究を最大化する
転職エージェントを活用することで、企業研究を最大限に活かしつつ、面接対策を含めた転職活動全体を効果的に進めることができます。
企業内部の情報や非公開求人にアクセスできるだけでなく、求職者に最適なサポートを提供してくれる転職エージェントを大いに活用しましょう。
ここでは、以下のポイントについて説明します!
- 転職エージェントを使うメリットとは?
- 転職エージェントを使った効果的な企業情報の収集方法
転職エージェントを使うメリットとは?
外資系企業へ応募する際、転職エージェントを利用するメリットは非常に多いです。
まず、転職エージェントは採用企業の最新動向に詳しく、求職者に合った企業やポジションを紹介してくれます。
外資系企業は一般的な求人サイトに求人情報を公開しないことがあります。
従って、転職エージェントを通じてしか得られない求人情報にアクセスできるのは大きな強みです。
また、転職エージェントは応募企業の内部情報や、企業が求めている具体的なスキルセットなども教えてくれることが多く、求人票や企業の公式サイトでは得られない詳細な情報を得ることができます。
このように、選考を少しでも有利に進めるために、転職エージェントを利用するメリットは大きいです。
転職エージェントを使った効果的な企業情報の収集方法
転職エージェントは単に求人を紹介するだけでなく、企業の詳細な情報を提供するため、効果的な企業研究の情報源としても活用できます。
企業の業績や社内文化、面接で重視されるポイント、面接官の経歴など、一般の求人情報には掲載されていない内容まで知ることができる場合があります。
転職エージェントを利用するうえで重要なポイントがあります。
それは、その転職エージェントから紹介された応募者が、応募を検討している企業に採用された実績があるか、です。
過去に紹介者が採用されている場合、その企業へ応募した求職者のフィードバックも把握しているため、面接でどのような質問がされるのか、企業がどのような候補者を好むのかといった貴重なアドバイスを提供してくれます。
また、日系企業とは違い、外資系企業との面接ではあらかじめ面接官の情報を転職エージェントから得られることが多いです。
わたしが転職エージェントを通じて応募する場合、キャリアコンサルタントから面接官のLinkedinのプロフィールや独自に入手した情報を提供してもらっていますので、その面接官に響きそうな回答を用意するように努めています。
外資系企業の企業研究:まとめ
外資系企業への転職を成功させるためには、企業研究が欠かせません。
これまで紹介した手順をしっかりと押さえ、準備を進めていきましょう。
特に重要なポイントは以下のとおりです。
- 企業の基本情報や財務状況を把握する
- 社風や働き方を口コミから見極める
- 面接対策に役立つスキルや企業課題を理解する
- 転職エージェントを活用して内部情報を得る
企業研究でこれらのポイントを押さえておくと、応募書類や面接の回答でライバルに大きな差をつけることができ、採用担当者にポジティブな印象を与えることができます。
また、転職の目的は内定・オファーを得ることではなく、転職後にその企業で活躍することです。
企業研究で可能な限り情報を入手して入社後のギャップを防ぎ、自分のキャリアプランに合った企業を見つける確率を上げましょう。
この記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました!