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外資系への転職

外資系企業が採用するときに重視する3つのポイント

外資系企業に応募するときに日系企業と同じ方法で職務経歴書や面接対策をしていませんか?

転職活動中のサラリーマン
転職活動中のサラリーマン
日系企業と同じ準備じゃダメなの?

実は、外資系企業が採用する時には日系企業とは違ったポイントを重視する傾向があります。

実際に、わたしも初めて外資系企業に応募したときは、日系企業では聞かれなかった質問やまったく違う形式の面接にかなり戸惑いました。

そこでこの記事では、これまで外資系企業4社に在籍した筆者が、外資系企業が採用するときに重視する3つのポイントとその対処法について解説します。

これから外資系企業に応募する方にとって有益な情報になりますので、ぜひ最後までお付き合いください!

この記事を読んだらわかること:外資系企業が採用するときに重視する3つのポイント

それでは、外資系企業が採用するときに重視するポイントについて解説していきます!

外資系企業の採用:日系企業との違い

まずは、外資系企業の採用事情について、日系企業と比較しながら説明していきます。

外資系企業の特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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ジョブ型採用

一般的に日系企業の採用は、「メンバーシップ型雇用」と呼ばれ、専門性よりも、

  • 学歴
  • 年齢
  • 汎用的なビジネススキル
  • 協調性
  • 採用企業への定着性

などが重視されます。

いっぽう外資系企業では、「ジョブ型」と呼ばれる採用が一般的です。

採用企業が明確に募集ポジションの役割と職務内容を定義し、そのポジションの市場価値に見合った報酬を設定します。

面接はSTRA形式

日系企業との面接では、時系列にそってこれまでの経験を説明し、面接官からの個別の質問に回答することが一般的です。

いっぽう、アメリカの代表的なIT企業(Google、Apple、Facebook、Amazon等)では、面接でSTAR面接(行動面接)と呼ばれる面接手法が採用されています。

STAR面接とは:

応募者の実績を

S – Situation (状況)

T – Task (課題)

A – Action (行動)

R – Results (結果)

という構成で回答する手法です。

わたしは応募者として、1年に5社から10社程度の外資系企業と面接していますが、この形式を採用している外資系企業が非常に多いです。

1対1の面接が基本

日系企業との面接では、採用企業側が複数名参加することが一般的です。

場合によってはほとんど会話をする機会のない面接官がいることもあります。

外資系企業の面接は1対1が基本です。

従って、日系企業との面接と比較して、面接官との質疑応答がより深くかつフランクになる傾向があります。

外資系企業が採用するときに重視する3つのポイント

それでは、日系企業の採用との違いがわかったところで、実際に外資系企業が採用するときに重視する3つのポイントについて説明します。

外資系企業が重視する3つのポイント

重視するポイント① 即戦力としてのスキルと経験

日系企業でも中途採用の場合は即戦力としてのスキルと経験は重視されますが、外資系企業の場合はその傾向がより顕著です。

同じ職種でのスキルと経験

外資系企業の求人票では、募集ポジションで重視されるスキルについては、「〇年以上」と記載されていることがほとんどです。

外資系企業ではジョブ型採用が基本ですので、未経験の職種に応募しても面接に進むことはほとんどないでしょう。

応募者は、募集ポジションで求められているスキルのプロフェッショナルとして、採用企業にどういった貢献ができるのか、というポイントが重視されます。

同じ業種でのスキルと経験

外資系企業の求人票では、業界経験はMUST(必須)ではなく、あった方が望ましいとされていることが多いかと思います。

しかしながら、応募者が、同じ業種でのスキルと経験を有している場合は、強力なアピールポイントになります。

異業種から転職した人材よりも早期に結果を出すことができると考えられるからです。

また、採用企業の強み・弱み・業界内のポジショニングの分析は、同業界の経験者ならではと言えます。

また、これまで培った業界内の人脈を活かせるところも大きなメリットになります。

重視するポイント② コミュニケーション能力(英語力)

日系企業では、社風に適応できれば阿吽(あうん)の呼吸で済まされていたコミュニケーションが、外資系企業では通用しないことが一般的です。

外資系企業には様々なバックグラウンドをもった社員が在籍し、海外本社の方針、カルチャーに適応することが求められるからです。

また、基本的に外資系企業の社員は個人主義の傾向があります。

従って、自分の業務を遂行するために、相手に動いてもらうためには動機付けや利害調整のスキルが必要になります。

英語力については、企業や募集ポジションによって、求められるレベルはさまざま。

しかしながら、英語力が不足しているハンデは確実にありますので、少なくとも入社後に向上させる意欲は必要になります。

英語力の維持におススメのアプリがAI英会話アプリの「ELSA Speak」です。

忙しいビジネスパーソンでもスキマ時間で自分に合ったペースでレッスンを受けることができます。

ELSA Speakについては、こちらの記事で詳しく説明していますのでぜひご覧ください。

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また、外資系企業で求められるスキルについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてチェックしてください。

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重視するポイント③ カルチャーフィット

もちろん日系企業でも自社のカルチャーに適用できる人材を求めています。

しかし、企業としての選考基準を設定している日系企業は多くはなく、面接官の判断に委ねている傾向があります。

外資系企業は、本社のある国、設立からの期間、経営者のビジョンや個性、業界等、によって独特のカルチャーがある会社も多いです。

GoogleやAmazonの様に、自社の採用ページにて、明確に求める人物像や面接で問う内容を公開している企業もあります。

採用企業としては、せっかく採用した応募者とのミスマッチを避けたいと考えています。

そのため、入社後すぐに定着して、活躍できる人物なのかカルチャーフィットの観点からも注意深く確認します。

外資系企業では、面接官がカルチャーフィットを測る質問をするためのトレーニングを受けていることもあります。

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外資系企業が重視するポイントを外さないコツ

外資系企業が重視するポイントを3つ解説しました。

ここでは、応募者として、これらのポイントを外さないコツを説明していきます。

①徹底的な企業研究

企業研究は、志望動機や逆質問の準備のために欠かせない作業です。

応募書類や面接の場で、企業研究で得た情報を交えながら、「自分の〇〇のスキルや経験を活かして貢献できるから応募した」というアピールは非常に説得力があります。

外資系企業の採用プロセスでは、人事やHiring Manager(ハイヤリング・マネージャー)と言われる採用責任者から募集の背景、所属する部門の構成、期待される役割などの説明があることが一般的です。

その際に、応募者側から鋭い逆質問があると、やはり採用企業からは高く評価されます。

企業研究を行う上で有効なツール

  • 企業ホームページ
  • 求人票(他の募集ポジションの求人票もチェック)
  • 転職エージェントからの独自情報
  • 転職会議Glassdoor等の口コミサイト
  • LinkedInの企業アカウント、面接官のアカウント
  • 経営陣の直近のインタビュー記事
  • 商品・サービスのプレスリリース
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②求人票にマッチした職務経歴書

外資系企業に応募する際にやってはいけないことは、日本語の職務経歴書をそのまま英訳することです。

日本語の職務経歴書ではこれまでの経歴や実績を箇条書きにされるケースが多いです。

それをそのまま英文の経歴書に落とし込むと、単なる「作業者」としてのイメージが強くなってしまいます。

英文の経歴書では、「Action Verbs」(アクション動詞)を使って、自分が「成し遂げた」実績をアピールする必要があります。

Action Verbsの例:

  • Accomplished: 達成した
  • Built:構築した
  • Conducted:実行した
  • Contributed:貢献した
  • Enhanced:拡張した

dodaエージェントサービスのサイトでは英文の経歴書のサンプルと共にAction Verbsのリストも掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

また、職務経歴書に記載するスキル・実績は、求人票にマッチする様に記載すると効果的です。

逆に言うと、求人票で求められていないスキル・実績は思い切って削除してしまっても問題ない場合もあります。

余計な情報を入れることでアピールしたいスキル・実績が目立たなくなる可能性があるからです。

③STAR形式の面接対策

企業側がSTAR形式を採用していなくても、自分の実績をSTAR形式で整理し、説明することで論理的かつ説得力のあるアピールが可能となります。

自分の実績はSTAR形式に落とし込んで整理しておくことをおススメします。

STAR面接についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

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④カルチャーにフィットできるエピソードを用意する

企業研究で、応募する企業のカルチャーをチェックしたら、自分がそれにフィットできる裏付けとなる様なエピソードを用意しましょう。

例えば、採用企業が常に迅速な対応が求められる様な環境であれば、その様な環境で業務を行うことに慣れていることをアピールすることは非常に有効です。

⑤外資系専門の転職エージェントの活用

外資系企業は採用プロセスにおいて、応募者が求める情報をオープンにする傾向があります。

しかしながら、やはり応募者個人で収集できる情報には限界があります。

また、採用企業と直接待遇の交渉を行うことにストレスを感じることもあるでしょう。

転職エージェントを利用することでこれらは解決することができます。

ロバート・ウォルターズ

アージス・ジャパン

エンワールド・ジャパン

ランスタッド

等の外資系企業に強い転職エージェントを活用することで、具体的には以下のメリットを得られます。

転職エージェントを利用するメリット

  • 利用は無料
  • 募集背景の情報を入手できる
  • その企業の報酬レンジを入手できる
  • 応募書類のチェックをしてもらえる
  • 面接指導を行ってもらえる
  • 事前に面接官の情報を入手できる
  • 入社時期や待遇の交渉を行ってもらえる

転職エージェントを上手に利用して、効率的に転職活動を行い、内定(オファー)に近づく可能性を広げましょう。

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外資系企業が採用するときに重視する3つのポイント:まとめ

以上、今回の記事では外資系企業が採用するときに重視する3つのポイントを解説しました。

外資系企業が採用するときに重視するポイントは以下の3つです。

  1. 即戦力としてのスキルと経験
  2. コミュニケーション能力(英語力)
  3. カルチャーフィット

外資系企業が重視するポイントを外さないためには以下の準備が重要になります。

  • 徹底的な企業研究
  • 求人票にマッチした職務経歴書
  • STAR形式の面接対策
  • カルチャーにフィットできるエピソードを用意する
  • 外資系専門の転職エージェントの活用

外資系企業への転職活動では日系企業とは違った準備が必要になります。

外資系企業が重視するポイントを整理して、応募書類の作成や面接対策をおこなうことが重要です。

転職エージェントを利用すると、これまでに蓄積されたノウハウや成功事例を共有してもらえます。

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自分以外のリソースも有効に活用しながら充実した転職活動をおこないましょう。

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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転職10回の筆者が登録している転職エージェント20社を徹底比較!わたしはこれまで10回転職していますが、10回のうち5回は転職エージェントを利用して転職しています。 この記事では、これまで実際に30社以上の転職エージェントを利用した体験から、厳選した転職エージェント20社とそれぞれの特徴を紹介します!...
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